スポンサーリンク
スポンサーリンク

【「Qi」って?】ワイヤレス充電の基本

ワイヤレス充電の基本基礎知識
スポンサーリンク
本記事のリンクはアフィリエイト広告が含まれています。
スポンサーリンク

「ワイヤレス充電」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

スマートフォンが普及した2024年現在では耳にすることも多いはずです。

しかし聞いたことがあってもどのようなものかわからない人も多いかもしれません。

本記事では「ワイヤレス充電」についての基本やメリット・デメリット、注意点を紹介します。

「ワイヤレス充電」って?

ケーブルなし(=ワイヤレス)で充電することです。
他にも「無線充電」「無接点充電」や「非接触充電」とも言われます。

スマートフォンなどの電子機器を充電する場合は通常、ケーブルを使います。
(→【Lightning?USB Type-C?microUSB?】充電端子の基本)
ワイヤレスで充電する場合は、基本的に専用の台座(ワイヤレス充電器)の上にスマートフォンを置くだけで充電することができます。

使い方はこのように簡単で、ケーブルの煩わしさもありません。

「Qi」とは?

「Qi」(読み方:チー)とは、ワイヤレス充電の規格です。
ワイヤレス充電の規格で目にするものは「Qi」がほとんどです。
そのため「ワイヤレス充電 = Qi」になります。

「Qi」ロゴ
出典元:Owltech(オウルテック)「Qiのロゴ」

名称の由来は見えない力である「気」(中国語読み:チー)からです。

スマートフォンをワイヤレスで充電するには?

「ワイヤレス充電器」が必要です。

さらにスマートフォンもワイヤレス充電に対応していないと充電できません。
お使いのスマートフォンがワイヤレス充電に対応しているかどうかはこちらで確認できます。

「MagSafe」とは?

「MagSafe」(読み方:マグセーフ)とは、iPhoneで使用できるワイヤレス充電方式です。
2020年にApple社から新たに登場しました。

以下の画像のようにiPhoneの背面に装着して使用することができます。
このように使用できる理由は「磁石」です。

MagSafe
出典元:楽天モバイル公式 楽天市場店

基本的に「置く」スタイルであるワイヤレス充電ですが、「MagSafe」ならiPhoneを操作しながら充電が可能です。

対応しているiPhoneは、iPhone12シリーズ(4機種)・iPhone13シリーズ(4機種)・iPhone14シリーズ(4機種)・iPhone15シリーズ(4機種)。

しかし規格に「Qi」が使われているため、ワイヤレス充電に対応しているiPhoneは全て使うことができます。
ただし背面に引っ付けることはできません。

同様の理由で、ワイヤレス充電に対応しているAndroidスマートフォンでも使用することができます。

ワイヤレス充電器の上に置いても充電できないときは?

ワイヤレス充電器の上に置いてもうまくいかないときは、次の3つを試してみてください。

・置く位置を変えてみる。
・ケースやカバーを外して充電する。
・専用ワイヤレス充電器を使う。

置く位置を変えてみる

充電器とスマートフォンの設置位置を変えると、充電できることがあります。

ワイヤレス充電器には「送電用コイル」が入っています。
電気を流すとコイルから磁界を発生させます。
スマートフォンには「受電用コイル」があり、磁界を受け取って電気に変換させます。
これがワイヤレス充電の仕組みです。

「送電用コイル」の位置と「受電用コイル」の位置がずれてしまうと充電することができません。
なので充電器とスマートフォンの設置位置を変えることで充電できることがあります。

ケースやカバーを外して充電する

スマートフォンにつけている保護ケースや手帳カバーを外すと充電できることがあります

ワイヤレス充電の仕組み(上記参照)から、充電器側(送電用コイル)とスマートフォン側(受電用コイル)の間には磁界が発生しています。
保護ケースや手帳カバーは、磁界を遮ってしまうことがあります。
ケース(カバー)が分厚い場合や材質が金属である場合は、特に影響があります。

ケースをつけたまま充電できない場合は外しましょう。

専用ワイヤレス充電器を使う

iPhoneの「MagSafe」のように、スマートフォンによっては専用のワイヤレス充電器がある場合があります。

もし上記2つの方法でもうまくいかない場合は、そのスマートフォンで最適化されている専用のワイヤレス充電器を使用した方が良いでしょう。

ワイヤレス充電しているとスマートフォンが熱くなる?

充電しているとスマートフォンが熱くなることがあります。
これはワイヤレス充電の仕様です。

ワイヤレス充電の仕組み(上記参照)から、充電器側(送電用コイル)とスマートフォン側(受電用コイル)の間には磁界が発生しています。
磁界から電気に変換されるときに、熱量にも変換されます。
そのためスマートフォンが熱くなることがあります。
ただし異常な熱さの場合、何らかの問題が起きていることがありますので注意してください。

ワイヤレス充電はケーブル充電より遅い?

ワイヤレスによる充電はケーブルによる充電に比べて遅くなります。
これはワイヤレス充電の仕様です。

理由は上記で紹介した「スマートフォンが熱くなる」ことと同様です。

磁界から電気に変換されるときに、熱量にも変換されます。
この熱量が本来充電に使われるはずの電力でもあります。
ケーブル充電の場合は全ての電力がスマートフォンにいきますが、ワイヤレス充電の場合は一部が熱量として逃げてしまいます。

そのためワイヤレス充電はケーブル充電よりも遅くなってしまいます。

しかし「急速充電」に対応したワイヤレス充電器を使うことで、できるだけ充電速度を上げることができます。(→【「QC」?「USB-PD」?】急速充電の基本)

※お使いのスマートフォンもワイヤレス急速充電に対応している必要があります(こちらよりスマートフォンの対応状況を確認)。

【他の基礎知識】

【「QC」?「USB-PD」?】急速充電の基本
【Lightning?USB Type-C?microUSB?】充電端子の基本
【「mAh」とは?】バッテリー容量の基本
【必須アイテム】モバイルバッテリーの基本

サムネイル画像出典元:写真AC

タイトルとURLをコピーしました